ちょっと興味が・・・

今月、幾つか来たワシントンの大聖堂(washington national cathedral)のニュースレターが面白かったので、
書いておこうと思います。
まず、同性同士の結婚式を大聖堂で受け入れる事にしたという事のアナウンスが来ました。昨年8月の教会会議での可決を経て、年末に教理上も可能となったようです。
昨年、英国国教会では女性聖職者の司教への叙階への提案が昨年11月に否定されて、この結果にがっかりしていたので、米国聖公会英国国教会系統)の大聖堂の行動にはちょっと感動しました。
おそらく、さらに多くの事を受け入れる姿勢は分裂を加速するにせよ、大きな一歩には違いないように思います。
続いて、やってきた大聖堂のニュースレターには大統領の就任式翌日に行われる大統領列席の礼拝での祈祷に、
祈りの中で心に留めてもらいたい事や考えを募集するというものでした。
大統領就任翌日の祈祷礼拝(Public prayer service)は現在では慣習化されているもので、いつもこの大聖堂で行われています。もちろん、生中継でネットでみられますし、前回のものもネットで配信していますから見られます。前回の説教はガッカリでしたが、アメリカを代表する宗教団体のトップも列席して、その多様さは興味深いし、アメイジンググレイスの独唱などはみごたえ、聞き応えがあります。
また、そのニュースには第二期オバマ政権に対しての展望をマイケル・ベシュロフ氏(メディアに引っ張りだこの大統領史家、ジョンソン大統領びいき)招いてフォーラムに、さらに月末には、一時期、大きな政治問題として取り上げられた中国の人権活動家である陳 光誠氏を招いて講演会をするそうです。
えらく、元気で面白い教会です。
大きくて見晴らしの良い教会ですが、聖公会の歴史の飾りや、硫黄島のステンドグラスや月の石入りアポロのステンドグラス、ダースベイダーのガーゴイルなど、建物的にはアメリカ的美的センスと歴史感ががっかりな教会でもあります。今年祈祷礼拝は、現地22日です。まだ、祈りに留めておいてもらいたい事は御願いできると思います。