これは映画ではありません

という映画をヴィレッジに見に行きました。
イラン映画です。アカデミー賞をとったseparationも気になったけど、日本で見られるだろうと思って、もう一本気になった「this is not a film」を選んでみました。
いろいろ考えさせられました。
映画を撮ることを禁じられた監督による、映画ではないカメラをまわして自分の日常をとっているていで、できている映画。どこで、編集したのかも気になるし、ものすごく知的ミドルクラスの豊かな生活を送ってるらしいことがわかりますが、政治的な後ろ盾はなんなんでしょう。
それと、なんで映画監督や戯曲を書く人はチェーホフがすきなのか?私も嫌いじゃないけど、映像や芝居関係者はすきですよね。
また、彼の話す、映画の構想や、今までの作品もとても興味深い。
他の人に迷惑をかけないために、ありとあらゆることが隠されていて、でも、見え隠れする、イランの現在。
面白い映画でした。