four saints in three acts

アメリカを代表するVirgil Thomsonによる作曲、Gertrude Steinによる脚本のオペラですが、
これにあわせて、マーク・モリスのダンスグループ踊る公演BAM(Brooklyn Academy of Music)に見に行きました。150年もの歴史を誇るんですね。しりませんでした。カーネギーホールよりふるいんですね。
とてもかわいらしい19世紀な感じの劇場でした。話は聖テレサロヨラの聖イグナチオを中心に、
実在したりしない聖人との話の筋があるようなないようなオペラですが、とても心温まるオペラで、
ぜひ聴かれることをおすすめします。マーク・モリスというと現代を代表する舞踊のひとつ
といったイメージだったけど、クラシックの基本が全体にでていて、
陰をせおわないかんじのアメリカらしい伸び伸びしたダンスを踊る集団でした。
世界初演の作品は二つ目のベートーベンの曲を使った踊りの方でしたが、
こちらはなんかベートーベンに軍隊を思わせるマーチと衣装で、
なんだかちょっと政治的に微妙な気がしました。
帰りはブルックリンからだと夜の講演後かなり難しいのですが、劇場前から、
マンハッタン島へのチャーターバスがでるので、それに飛び乗りました。
ロウアーマンハッタンから、ミッドタウン、アッパーノーイースト、ウェストの順番におくってくれます。
これがひとり7ドル。オペラが35ドルですから、かなり、お安く、すばらしい芸術が鑑賞ができました。