靴は外に

友人も私も飲みすぎでいつもどおりには起きられず、10時半頃に外からのノックで目が覚めました。
私のほうが早く出られたのでドアを開けると。同じフロアの男性でした。
エレベーターホールのインテリア改装の相談にみえたそうです。
土曜日の朝に?
友人が起き上がるあいだ、応接間に通して社交儀礼的な会話をしました。
こちらはベットから直接玄関に行ったので、ガウン姿だし、この部屋の持ち主である友人もパジャマ状態。
なのに、このご近所の男性は弾丸トークでしゃべるしゃべる。
しかも、持ってきた色見本の名前がアメリカ的でさっぱりわからない。
ランカスターホワイト、ナバホホワイト、リッチモンドホワイト、モンゴメリーホワイトなどなど、
多分高級感を出すためでしょうが、さっぱりイメージできないネーミングです。
とにかく私も友人も適当な相槌しかうってないのに元気良く1時間はしゃべって、
ようやく話したいことは一通り終わってすっきりしたのか、帰って行きました。
この人かなり変わってます。
インテリアにはものすごく熱心でその微妙な色の違いをせつめいしてましたが、
エレベーター前の自分の部屋のドアの外に靴を脱いでいるのです。
靴を脱ぐのは我が国の習慣ですが、このひと、思いっきり白人。
別に日本で仕事をしたここもないらしい。しかも靴の中がボロボロ。
中に入れたらいいのにドアの外で汚れた靴をおいているのに、何が魅力的な内装に改装したいが、
どの口がいってるのか聞きたいものです。