veritas liberabit vos

ニューヨークパブリックライブラリー(NYPL、NY公共図書館)図書カードを更新しました。
この図書館は情報量も多く、開放的で親切。
観光で一時的にしかいない人間にもパスポートだけで図書カードをだしてくれます。
以前、ここの図書館のある貴重書類を閲覧する申請したときも、
簡単なインタビューだけで特別なカードを出してくれ、サポートもすばらしくて、感動しました。
(別に、本目当てでなくてもネットも簡単に入れるし無料なので、観光客でネットチェックに来ている人だけもいます。)
様々な書籍、データベースを自由に開放してもらえると、羽根が生えたような気分になります。
原史料はそうないのですが、それでも日本の大学図書館めぐりまくってもそろわないものが、パスポートだけで入れる図書館で、
簡単に調べられて、データはダウンロードできる。
この記事にタイトルにとして記したラテン語ウルガータ訳の
新約聖書ヨハネ8:32です。(Veritas Vos Liberabitの訳のほうが良く使われている気はします)
つまり共同訳の日本語にすると「真理はあなたたちを自由にする」となります。
国会図書館(たぶん共同訳ではないから多少日本語は違うと思う)をはじめ世界中で多くの図書館でこれが掲げられています。
ひさびさに図書館でたくさんのデータをあいてにしていると、楽しいし、
この聖書の言葉が今の気持ちにぴったりあいます。
じゃ、NYPLはどうかと思って正面をそとから見てみると、
有名なライオンの背後に入口をはさんで左右に掲げられていたのは、
Beauty old yet ever new, eternal voice and inward word
but above all things, truth beareth away the victory.でした
右側に掲げられていた後半は聖書からですが、意外とマニアアック
外典アポクリファ)1Esdr 3:12です。欽定訳です。
じゃ、前半はどこからの引用かぐぐってみたら、
John Greenleaf Whittierという奴隷解放運動を提唱したアメリカのクエーカーの詩人
The Shadow And The Light という詩の中から引用でした。
なかなか凝っていましたが、やはり真実は何よりもつよしってことですかね。
うーん、考え始めるととまらなくなるので、このあたりで終わりにしましょう