シリコンバレーの聖地巡礼

さて、一分でおわる本家シリコンバレー生誕の地見学を終え、バス停に戻りました。
本来の目的地にレッツゴー!!
どこに行くかって、聖地です。
別名を「Computer History Museum」と申します。
水、金、日は午後1時から4時まで(土曜は11時から5時)のみ公開されている聖地です。(特別イベントや研究のために訪れる場合を除く)
ショッピングセンター前のバス停で1時間に二本でている40番のla avenida行きに乗り込みます。(乗り換え、バスの時間、バス停については511.orgを参照してください。あくまで、参照ですよ!! バス停や時間は不確定なもの、時間の余裕と心の余裕が大事!!)
乗って、しばらくするとGoogleの本社エリアを通り抜けます。Googleの広大な敷地をぬけると、右に曲がってN.Shoreline Blvd.に入ります。ここからは気を抜いてはいけません。
進行方向の左手に見えてくる通りの名前をよく確認して進みます。Shorebird way, Space Park wayと続きます、ここを過ぎたら降りる準備です。すぐにバスは左に曲がる体制になるので、バスの紐を引っ張って降りるためにリクエストしましょう。そうすると、PearAveに入ったところで降りられます。そこが、聖地の前です。しかし、聖地の空いている時間より早くついたりしたり、帰りのバスまでの時間がある場合は、向かいにスターバックスがあるのでそこで時間がつぶせます。(程なく、別の店も出来るらしい)
さて、いよいよ聖地に乗り込みました。
まず、パソコンでツアーへのサインアップをします。ツアーは1時と2時半、土曜日は11時半もあります。我々は1時のツアーにサインアップしました。バックパックなどは受付で預けられます。というか、受付のファイリングボックスの上にのっけとくだけですが、ミュージアムバックパックを嫌うので、貴重品を除いて素直に預けましょう。忘れて帰っても、メールで連絡してくれるらしいので大丈夫。
我々のツアーにはコンピューター系で働いている同世代の男性、中国人の同世代のご夫婦、ビットとバイトの違いも知らないらしい3人家族というグループでした。ツアーガイドはDick Gさんというスタンフォードを出て、長くソフトウェアのプログラム関係のお仕事をしていたらしいボランティアの明るい年配のおじさまでした。
そろばんの陳列から話はスタートしていきます。もう、私とクマは大興奮。ジャカードの本物の肖像画(ノットで描かれています)、ホレリスのパンチカードシステム、エニグマにコロッサスの部品(実物は破壊されています)、エニアックと続きます。たまりません。
さらに、ジョニアックというノイマン型コンピューターの展示には笑ってしまいました。
そんなのもあったんですね。IBM360、SAGE、Whirlwindなど感涙物です。クマも写真をとりまくっております。しかし、どのマシーンのメモリーもクマのカメラのSDカードに劣るというところも凄い。Googleの最初のサーバーやARPAのIMPも陳列されていました。
さらに、たくさんのクレイのスーパーコンピューターが陳列してありました。間近で見たのは、初めてでしたが、配線の細かさに目をまるくしました。女性しか出来ないといわれていますが、本当にペルシャ絨毯でも織るのかという細かさでした。
Lisa、apple1,2、Altoなど歴史的なマシーンも置いてありました。我が家にもあるスパルタカスやPower Book Duo230、ニュートンなんかも見えました。いやあ、一時間のツアーをたっぷり満喫して、そこからは自分たちの見たい機械をもう一度丁寧に見て回りました。
あっというまに3時半。ツアーを見てから、自分で回ったほうが良いので、2時半のツアーに参加すると時間の余裕があまりありません。コンピューター好きの方には1時のツアーをお勧めします。(我々二人は大興奮でしたが、前述の家族は途中でツアーを脱落しました。ビットとバイト、半導体、コンピューターの基本要素や歴史を全く知らない方がここに来ると5分以上いるのはつらいかも?)
ギフトショップではミュージアムのロゴ入りグッズを買い捲り、今回のアメリカ滞在で最もお金を使いました。でもクレジットカードの端末が故障しているとかで、結局、ツアーで説明してくれたDick Gさんが読み上げたそれぞれの商品の税込み金額をクマが紙に書き取り、それらを暗算で合計を算出したというのが、笑い話です。すぐそこに当時世界の最先端を走っていたスーパーコンピュータがごろごろしているというのにね。
さて、帰りはスターバックス前のバス停から40番のバスに再び乗り込み、ショッピングセンターへ戻りました。しかし、変なところでおろされ、ものすごく広いショッピングセンターを迷子になって挙句、最初に乗ったバス停にたどり着き、駅へ戻ることができました。それでも、電車にのるまで時間があったので、駅前の中国人の方が経営するカフェで一休みして、電車に乗り込んで帰ってまいりました。
多分、短期の旅行でしたら、HPガレージ、本家シリコンバレー生誕の地とcomputer history museumは一日で電車とバスでまわれます。(大体SFから15ドル弱で出来ますよ!)
我々は来週もシリコンバレーを再び訪れる予定です。