就任祈祷礼拝

時間がとれたとクマが本日、急遽、お休み。
夜の最後の回の映画を予約し、昼間は、のんびり、大統領就任式関連の動画を一緒に見てました。
まず、22日午前に行われたワシントン大聖堂のサイトにある大統領就任祈祷礼拝の動画。
やはりゲイ押しということで、旧約聖書を読んだのはnancy wilson牧師。
LGBT(同性愛、両性愛、性転換者など性的マイノリティを示す言葉)の権利と信仰の保護に大きな役割を果たし、聖職者および信者にLGBTが多いメトロポリタン・コミュニティ教会の指導者のひとりです。彼女のイザヤ書の朗読は、説得力も迫力もあったと思います。
音楽については、大聖堂の聖歌隊はもちろん、海兵隊音楽隊、ワシントン子供のゴスペル聖歌隊さらに前回もソロを歌った、セブンスデイ・アドバンテストの牧師で有名なゴスペルシンガーのWintley Phippsの歌。彼の歌は今回もみごとでした。
それから、音という事で、今回印象的だったのは詠むことの美しさ。聖公会ユダヤ教の先唱(cantor)、イスラムイマームによるアザーン(これは先唱というより呼びかけなんでしょうが)、どの宗教の詠唱も、詩的で奇麗な音と節回しが魅力てきでした。
また、国歌が礼拝会の性格上斉唱するは理解しますが、賛美歌として「america, the beautiful」が入っていたのには、ちょっと閉口。その他には「great is thy faithfulness」などよく知られた賛美歌が選ばれてたので、見ながら思わず歌ってしまいました。
肝心の説教は、前回も招かれた牧師の説教はピンと来ませんでしたが、
今回の説教も感動される方も多いお話だったかもしれませんが、ピンとこなかった。
祈祷礼拝の祈祷の担い手とした招待出席したのは大聖堂の聖公会関係者はもちろん、The Christian Church (Disciples of Christ:アメリカでは主流宗派の一つです。ディサイプル派の系統というのでしょうか?)、メトロポリタンコミュニティ、ユダヤ教はふくすうのラビなど、ラテン系のための福音派も含む数種類の福音派アメリカでいう福音派)、イスラム教もイマームと数人の聖職者、シーク教の代表者、パブテスト、カトリック、メソジスト、ギリシア正教の代表者などの宗教指導者たち。さらにアフリカ系の聖歌隊と、大聖堂の聖歌隊海兵隊の音楽隊もいたと思います。ちゃんと調べてませんが、恐らくここに招かれた方の多くは、大統領就任式の後開かれるランチに招待、もしくは祈祷をされた人たちと思われます。出席者には大統領や副大統領夫妻が含まれます。
今回も良かったけど、前回2009年のWintley Phippsの歌が見事だったのですが、
ヨウツベにいたので貼ってみます。すごいバリトンです。