ロマンチック?

ロリン・マゼール指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による、
シベリウス交響曲1、5、7番を聴きにカーネギーホールのメインのホールに出かけました。とても美しい劇場ですが、外の音は聞こえてくるし、音の響きが変な感じ。今時の超最新技術の会場の音とはちがうところが、いいんでしょうね。ただ、狭い会場にぎっしりのひとで、しかもNYの人ってなんでも大慌てで動くから、こうゆったり音楽を楽しむ感じがでないんですね。それに私の隣の席の人はジーンズで前に座ったカップルはやりすぎで、薄ら寒いこのホールで肩だしたドレスでした。
マゼールシベリウスはやはりいいですね。私は1番が好きです。
で、すっかり頭の中のイメージで1番の節が浮かんでいたのに、なんと7番からの演奏順で1番が最後でした。
なんか、順番が違うと変な感じ。それと、音が全体ちょっと高い感じがしました。私の耳が悪いのかな?
ホルンとティンパニはこの楽団独特の音がやさしくて、好きです。
とてもすてきな演奏でした。
しかし、私の前のカップル。満席の劇場でいちゃいちゃするわ、肩だしどれすなのにペットボトルの水を会場で飲むわ、
写真はとりまくるわ、変な感じ。あー、それなら、映画かセントラルパークでもするんですね。すくなくともシベリウスより、もっとロマンチックな曲のコンサートを選べっての。さすがに、たたき出したくなりました。それに、アメリカ人って演奏の直前直後にスマホタブレットをいじりまくる。あー、完全にきる人はほとんどいないんでしょうね。だから、トラブルも多いのだろうなという印象でした。
コンサート後、外を出るとすごい雨で、バスどころかタクシーをつかめるの無理な感じだったのでおなかも減っていないのに、会場前のイタリアンで時間をつぶしてから帰宅しました。