気になる本
Tanakh beTmunot. Lema'ala meMea tziyurim me'et G.Dore.
講義での聖書の説明にドレの挿絵を使っているので、
大学図書館に学生向けの版があるかなと探していたら、ちよっと変わった本を発見。
聖書ではなくてタナク(タナハ tanahk 大雑把にいうとユダヤ教聖書)です。
イスラエルで出版されていてフランス語とヘブライ語の二ヶ国語です。
フランス語の表紙は本の左から、ヘブライ語の表紙は右からはじまっていて、
なんとテルアビブで1953年に出版されたもののようです。
装丁も素敵ですし、ドレの挿絵の下にヘブライ語とフランス語で、
挿絵の対象の聖書の文が書かれております。
自分の読んできたプロテスタント的聖書のテキスト順と違って、
タナクの順番で読むとどういう印象なのか夏休みにゆっくり読んでみようと思って借りてみました。
しかし、大学はなんでこの本買ったんだろう?
ドレの聖書の画集自身は簡易版しかないし、
タナクもこれを除くと一冊しか所蔵してないみたいだし、ちょっと謎?
ちなみに、グーテンベルグプロジェクトにもドレの聖書はあるし、
日本でも様々な装丁で彼の聖書の挿絵は見る事が出来ます。
安くて迫力のあるサイズだなと思ったのは、
ドレはDoreとつづりますが、eはアクサンテギュです。