すがる目

さて、所用をすませて、帰宅途中、夜9時半ごろ、最寄りの駅の改札口を出て、
カードに入金なぞしていると、背中に刺さるような視線を感じてふりかえると、
私より少し年配の外国からの旅行者の女性が二人、地図をもって立っていました。
もう、疲れてるから、そのまま振り切ろうかと思ったけど、すがるような目に根負けし、「Can I help you?」と声をかけると、うれしそうな顔。なんだか、微妙にややこしい駅を目指していたので、まずは地図を見ながら英語で説明したら、英語に慣れていないようなので、ちょっと単語が難しくて理解できなかったよう。日本語やフランス語もだめなようなので、今度はくぎりくぎり簡単な単語を選んで英語で説明したら、大丈夫だったようで、丁寧にお礼をしてくださいました。
一日一度は良い事をとか、どこぞの協会のCMでいってたしと思いながらヘッドフォンでドロロ様の歌を聞きながら歩き出そうとしたら、私と女性のやり取りを見ていた、アメリカ人男性が後ろに立ってて、完全に目で訴えていたので、こんどはその人たちに道案内。こちらは英語で普通にしゃべればわかってもらえました。しかし、なんで、こんな時間に地元駅で道に迷う人が今日は続出したんだろう?なぞです。