途方もなく長い道程

コミュニティ新聞に滞在中の洋館が出たので、訪問者がやってくる。
うーん、そのための簡単な説明文やパネルや絵ハガキなどもない。どうして、準備もしてないのに、先に情報がでてってしまったんでしょう?それに歴史的建造物を維持していくためには、お金、過去の記録、図面、愛情が必要ですが、愛情以外何もない状態。なんとかご存命の方々から色々聞きだすしかなさそうです。
そんななか、考古畑の中学の先生が来訪。暑い中、この建物と同じ建築家の作品をとってまわっているらしい。
もちろん準備不十分のため、何も情報がだせず大変申し訳なかったです。しかし、ここは戦後の救援物資流通に大きくかかわった建物でもあるので、この先生の第二の関心事である戦争遺跡めぐりの一環になってくれらばよいのですが、しかし、今日の訪問で、一番、この先生が興味を引いたのは、爆弾三勇士関連の碑を近所で見かけたという私の話。かなり食いついていました。逆に言うと、非暴力、平和主義のこの建物の方々にはあまり知らない名前だったらしい。
しかし、来訪者を前にするとこの建物を残していくには途方もない道のりがある事をつくづく感じました。
追記:そのお寺にあった碑はどうも最近なくなったそうですが、爆弾三勇士ではなく、日清戦争に活躍したとされる殉節三烈士の碑だったらしい・・・