waterboarding

アメリカは選挙の大騒ぎも中休みなのか、アメリカの負の部分がメディアの話題に多くでてきました。
GMの大量解雇、銃の無差別乱射、野球界の成長ホルモン使用問題などなどありますが、
やはり一番の目玉はその前の週から大きな話題となった拷問の問題でしょう。
上院の公聴会で、CIAが取り調べの際に行った水責めの問題を取り上げました。
水責めが拷問かどうかということを軍にハッキリさせるというのが目的だったのか、公聴会ではすごい論戦が展開されました。
その中でCIAは今は許可していないと強調したものの、この先も拡大化される事も予想されるアメリカ人と同盟国の人を犠牲にする攻撃を防ぐためには行っても致し方ないとか答えていました。
これらの公聴会を経て自白を迫る「水責め尋問」を行うことを禁じる条項を盛り込んだ法案が上院も通過しましたが、ブッシュ大統領は拒否権を行使するようです。
第二次大戦で日本軍がこの水責めを行ったとして、それを指示した将校たちは重い刑を言い渡されたそうです。無差別に大量の人を犠牲を少しでも止めるようと行われたかもしれない拷問がその時は正当化されなかったのでしょうか?それなのにアルカイダアメリカ人は同じような拷問を行ったのに、なぜ裁かれないのでしょう。矛盾だらけです。ま、この手の話に公平や平等なんてものは無いですけど・・・・
この水責めという拷問を示すのが「waterboarding」です。最初にこの単語を耳にした時は私はこの単語の意味もわかりませんでしたが、しかしアメリカのニュース中でCGを使って丁寧にどういう物か説明してくれたので、今では頼まれれば、正しく水責めを出来るようになった気がします。最低です。
最低のネタですが、デイリー・ショーでは特に辛辣にこき下ろしていてその取り上げ方は面白かったです。