ネットは凄い

最近気になっている映画「Good night and good luck」がアカデミー賞でもノミネートされていました。第二次世界大戦から活躍したアメリカのブロードキャスター(ニュースキャスター、ジャーナリストかもしれない)であるEdward R Murrowを主人公とした映画 です。
映画は特に「赤狩り」に立ち向かった彼とその周辺の姿が描かれています。
このMurrowの使った有名なしめのフレーズが「Good night and good luck」というものです。(これは空襲の激しいイギリスで戦中に現エリザベス女王がラジオ放送で「good night, and good luck to you all」といったところから影響しているらしい。*1
ちょっと気になって、アカデミー賞授賞式をみた後、彼の戦中の活動をネットで調べていたら、彼の別な有名なフレーズに「This is London」というものがあることがわかりました。確かに、今のテレビやラジオではThis is ではじめるのは当たり前のようになっていますが、このフレーズは彼のアイディアだったんですね。また彼がクエーカーの家族に生まれた事も知りました。(考えてみれば、いかにもそういう感じの人なんですけどね。)
で、さらに調べていると、彼の戦時中のラジオの録音をネットで聞く事ができるんです。すごいですよ、ポーランドの侵攻や、ダンケルク撤退等、歴史的な瞬間を知らせるのリポートをネットで聞く事ができるんです。ネットは凄いですね。日曜の昼下がり、お菓子をつまみながら簡単に1939年のラジオの録音をクリック一つで聞けるんですからね。いやー、凄いですね。

*1:そもそもロンドンで空襲が激しく、二度とあえなくなる事もあるということからso long, and good luckという挨拶を当時していたらしい