19世紀の世界

16世紀の史料や論文を一日整理しながら読んでいるときは、あまり、英語の単語を調べるという作業はないのですが、気分転換に金ドルで読む小説には知らない単語や言い回しを見かけます。
主に、ナポレオンとの戦争にかかわるイギリス側を描いた歴史小説を読んでいるのですが、軍事用語、船の用語、装飾品の単語など知らないものがいっぱいで、辞書ばかりひいていましたが、大分、慣れてきました。
特に戦争には怪我がつきもので、この時代の痛み止めといえばのアヘンチンキ(laudanum)はもはや読書に欠かせない単語になってしまいました。それと、もうひとつこの時代の歴史小説に欠かせないのは、姿をあらわさないナポレオン、長い紺の上着を着ているイメージの偉大な戦略家ウェリントンはもちろん、バカ殿キャラの皇太子が欠かせません。さまざまな遠回しのバカにした表現が登場するのが笑えます。
で、最近覚えた皇太子に対する表現でcorpulent royal。corpulentはexcessively fatということで、 そういう皇太子という事です。なかなか興味深い表現でした。