Citius, Altius, Fortius

とはオリンピック・モットーを表現するラテン語です。
英語にすると"Swifter, Higher, Stronger"ということになります、
「より速く、より高く、より強く」ということでしょうか?
各々の選手がそのスポーツの限界に挑むという事なのだろうと思うのです。
男子のフィギュアスケートでそれを体現しているのが、現在4回転であるような気がします。だから、今回の大会では多くの選手、20位などの最初のグループの選手も挑戦したのに、挑戦もしなかった選手が勝者となったのにはおどろきました。もちろん、勝つという事が最大の目標なら、どのような策をとっても、点数を稼いで勝つというのが競技スポーツとしてあるべき姿でしょう。挑戦をしないというのも、精神的強さをあらわしているのかもしれない。だけど、それはオリンピックモットーとはちがうように思いました。実際、モットーなんて競技者にはどうでもいいことなのかもしれませんが、世界選手権ではなく、オリンピックという祭典をスポーツの祭典として多くの人が重要視するのは、このモットーをはじめとする単なるスポーツ大会でない姿勢であるべきと思います。金メダルの選手の演技はちょっと着地で怪しいところもあったけど大きな失敗はなかったのだからそれはすごいことですが、それはこの祭典の意味とは違うように感じました。
大好きな男子スケートの選手への感想は、また、明日書きます。