知らないふり

さすがに気道がつらくて何もできなかったので、クマが帰ってきてから、夕飯を食べに近所の行きつけの洋食屋さんに出かけました。ところが、そのお店はもう閉まっていたので、近くの中華に入りました。我々の隣のテーブルは若い男性二人と同世代らしいとてもかわいい女性が座っていました。母国語ではないようでしたが、共通言語が英語だったらしく、三人では英語で話していましたが、女の子が席をはずすと男の子同士はフランス語で話をしていました。スイス人とフランス人コンビだったようです。で、この二人がさかんにこの女性がかわいいという事と、明日あるらしい集まりに彼女を誘いたいようなことをしゃべっていました。また、メニューが全然わかっていないことも気づいたので、「邪魔はしたくないけれど、もし、本当にメニューがわからず困っていたらお手伝いしますよ」と声をかけると、「ありがとうございます。もし、どうにもならなかったらお願いします」と返事が返ってきました。彼らの女性の品定め内容を聞いてしまったことがわかるとお互い辛いので、英語で話してしまいました。ごめんね、本当はフランス語でしゃべってた内緒話もみんなきいちゃったんだけど、聞こうと思ってたわけではないので、勘弁してください。
ちなみに、その青年たちは帰りがけにもきちんと挨拶をしてくれた好青年でした。