Huckabee

久々に、ハッカビーさんがデイリー・ショーに出演していたのを見ました。なんと、いつの間にかフォックスチャンネルの番組のホストになってたんですね。
大統領候補のときは人の良さが前面に出ていて、全く政治的には受け入れられない人でも彼には好感を持った人は多かったと思います。その彼は昨年からテレビ番組ホストとなっていたらしいですが、自信に満ち溢れていて、体が大きくなったように見えるのが印象的でした。政治家としては大統領選挙で一皮むけて、さらに次のステップに入ろうといしているのかもしれません。これから、最も保守サイドで注目すべき政治家の一人となっているのでしょうね。
前回はこの番組出演の際には同性婚についてジョンと議論していましたが、今回は中絶問題について、ジョンと熱く語っていました。ここにきて堕胎手術をしていた医師の死などもあってか、この問題がまた大きく取り上げられてますね。ハッカビーが番組中に「お互いがどなりあう必要もないし、撃ち合う必要もない」と言っていたことからも、その事件を意識していることが感じられます。生命にかかわる領域の問題って、答えはひとつになかなか集約できないからこそ、オバマの言うように「コモングラウンド」を少なくとも探す努力、互いの話をよく聞く努力は真剣にするべきでしょうね。
ビデオを見ていると南部バプテスト教会の牧師さんでもあるハッカビーは人間に他の人の命を所有者のように勝手にする権利があるのかと疑問をなげかかけ、ジョンは政府に女性が自身の健康にかかわる決断について干渉する権利があるのかと逆に切り返していた印象です。
ただし、ハッカビーさんの今回の切り口は自分が牧師として相談を受けた経験からくる、かなり偏ったかザッパーな分析で、その彼のだした具体的な数字は怪しい感じでした。賛成反対の両陣営の女性陣から反撃くらうかも?私は前回の同性婚の時も今回の中絶問題(プロライフ問題というべきかな?)についても、ハッカビーの意見に賛同はできませんが、こういう意見を聞くのもまあよい勉強になると思いました。長時間話したのか、番組で放映しきれなかった部分をネットでわざわざ提供しているので、かなり見ごたえはあります。
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