基準は読んで唾がたまる

有名な料理ガイドの東京の新版が出るという事が話題になっているらしく、レストラン星の数の新旧、さらにある料理評論家によって書かれたこのガイドの基準に対しての批判記事などがTVで紹介されていました。権威があるといわれていても、所詮タイヤ会社が主催するレストランガイドで、フランスでは実用的で便利だったとはいえ、おもしろい文章でもないので買って読みたいガイドではないですね。
私はグルメ本とか、レストランガイドブックを読むのは大好きです。ただし、その本を買う基準は文章が面白いとか、いかにその文章で仮想体験できるか、つまり読んでて口の中に唾が溜まる感覚味わえるのかが大事です。あまりビジュアルに訴えるようなレストランガイドブックは不合格なんです。文章を読んで唾がたまるか、くすっと笑えるガイドブックが私に取ってのお金を払って買いたいガイドブックです。
ですので、話題の新版もその基準を批判しているいささか後醍醐天皇のようなヒゲがポイントの料理評論家の文章は、おいしい味を表現するような文章でもないし、批判もおもしろくないので不合格です。
今年の私のお気に入りはpudloという皿で格付けするガイドブックのパリ版です。実際に夏のパリ滞在ではそこにでているお店には殆どいかなかったけど、いいんです。読んで、充分、お腹いっぱいになりましたから!