なんで?

某通信添削のCMを見ていたら
「知識や技能を組み合わせて使いこなす力「リテラシー」が身に付く」というコピーがうたわれておりました.
思わず「はあ?」とか思ってしまいました.
リテラシー(literacy)とはある言語を読む、書く、(聞く)という能力等を示していましたが、現在では拡大解釈されて基礎計算能力、コミュニケーション能力やコンピューターを使う基礎的能力などをさすようになっていて、何かにアクセスできる能力をしめすようになってきているという印象です。
ただ、いずれも基本的能力、基礎知識という事なのです。
それが日本語では必要な情報を引き出す能力とかいう意味を持つようになり、しまいにはCMのように基礎能力というよりは基礎知識を応用する能力をしめすようになってしまったんでしょうか?
こういうずれた拡大解釈を派手に広告しないで欲しい。そりゃ、きっとHPとか広報とか見るとその言葉をどうとらえたとか会社の主張が展開されてるのだろうけど、勝手な解釈されるから外来語は意味が一人歩きするし、英語への理解も下がる。通信教育に関わってるなら、教育方針をひとつの言葉に託すのは間違っていないとは思いますし、言葉は変化するものなのだけど、歪めないでほしいです。