アメリカの矛盾の代表

アーリントンの海兵隊パレードに続き、アメリカらしい観光地として、本日はNational Cathedralに行ってきました。ジョージタウンの高台にある見事なゴシック様式の教会です。
政教分離のはずでは?と思われる方もいるかもしれませんが、この聖公会の大聖堂は政府からも聖公会からも援助のない寄付だけで成り立っているユニークな教会です。(正確な名前はは長くて忘れてしまいました。)
ただし、結局公式的な教会は聖公会であるというのは建国の時代から全く変わらないという、なぞな宗教寛容がこの国の特徴のひとつだと思います。
さて、なかなか面白い聖堂で、アメリカ史と聖書の物語がつづられているステンドグラスは見事でした。宇宙をテーマにしたステンドグラスにはアポロ11号が持ち帰った月の石(もしかして、行ってないかもしれませんがね!)が埋め込んであったり、硫黄島のモニュメントもステンドグラスにされていました。
私の興味を引いたのは聖職者たちが立つ台に彫られた彫刻でした。聖書翻訳にかかわった人物が彫られていましたが、ウェストコットやウィクリフなどが彫られていたのにティンデル(ティンダル)はいなかったのです。悲しい。
アフタヌーンティーつきのツアーを予約していたので、聖堂の最上階のテーブルに通されました。三段式のスタンドにフィンガーサンドやスコーン、シュークリームなどがのっていて、お茶は残念ながらアイスティーでしたが堪能しました。窓からはDCの有名なモニュメントからアレキサンドリアまでみわたせるゴージャスな景色です。ただ、せっかく高台の大聖堂なのに、クーラーがバリバリにきいてて、風を感じることはできませんでしたし、冷えまくりました。
優雅なDC見物をしたければ、また、キリスト教に明るい方にはお勧めします。ただし、1時間15分は歩き回るので、それを覚悟してくださいね!!
ちなみにこの建物の外では無数のガーゴイルが雨どいの役割を果たしていますが、そのひとつは何とあのダースベーダーなんですよ!!