日本のタゴール

昨日、中西悟堂(1895-1984)とのインタビューを映像ファイルという番組でやっており、
宗教家の方かしらと思いながら家事の合間にちょこっと見てハマってしまいました。
日本野鳥の会を設立した人なのでありますが、その哲学者、宗教者ぶりに感銘しました。
「欲の後ろには必ず欲求不満がある」、「野の鳥は野のままに」、
「飼い鳥と鉄砲をなくせば鳥は人を避けなくなる」などの言葉にうなずいておりました。
(家事の合間に聞いた言葉なので微妙に違うかもしれません。)
「野鳥」という言葉は彼が作り出した言葉なんですね。知りませんでした。
「野の鳥は野のままに」という思いを込めた言葉とは知りませんでした。
歌合戦の玉数えのために団体を作ったのではなかったんですね。恥じ入るばかりです。
その考え方には仏教、同時代のガンジーをはじめとする東洋思想がぷんぷん。
野鳥の会を設立したというより、日本のタゴールといった感じの人でした。
しかし、じっと座って見た訳ではないので、是非是非、もう一度正座してみたい番組でした。
お願い、放送協会さん、もっと目立つ時間に再放送してくださいませ!!