Inaugural Bibleその二

大統領の就任式って史料として今ひとつHP上では整理されていないですね。
わかったのは初代のジョージワシントンが使ったNYにあるフリーメーソンロッジが所蔵する聖書が最も使われた聖書と言える事。しかも、この聖書、父ブッシュの就任の際、母ブッシュが一部破損させた模様で、2001年の息子ブッシュの就任式では使うつもりが悪天候により使わさせてもらえなかったりと、この親子とフリーメーソン所蔵の聖書は相性が悪いよう。
フリーメーソン聖書とよばれていますが、中身は欽定訳です。アメリカ独自訳の聖書は使われていないようですね。アメリカ人はホント欽定訳が好きなんですね。
しかし、そんな聖書を使わなかった大統領は宗教色のない宣誓(affirm)で1853年に就任したフランクリン・ピアースと1901年に就任した一期目のセオドア・ルーズベルトと二人だけ。うーん、政教分離はほど遠い? その使わなかった背景は何だろう?