往年のスケーター(その3)

ロビンかならつながる人を考えていきましょう。最近の試合ではビールマンスピンを多くの選手が取り入れていますよね。このスピンに名前が残るスイスの女性スケーター、デニス・ビールマン(Denise Biellmann、公式サイトはこちら)ですが、プロになってから特にロビンの振り付けで滑る事の多いスケーターです。
ビールマンスピンを試合で取り入れている人は、最近まで殆どいませんでした。私も子供の頃見たっきりで、すっかり忘れておりました。
8、9年ぐらい前のことですが、パリで友人達とアパルトマンで年末を過ごしていました。大晦日にはフランスのテレビ恒例のクレージーホース(世界で最も有名なストリップ劇場、サイトはこちら)のショーをやっていて、延々何時間も上半身むき出しのお姉さんが羽をつけて踊っていてるのをみんなで見ておりました。もう、あまりにトップレスの嵐で神経が麻痺した頃、ソロダンサーの女性が小さな円形のアイスの上で滑りをはじめました。ストリップダンサーとは思われないその滑りにえっと思っていると、あの懐かしのビールマンスピンです。しかも、ご本人でした。もちろん、上半身裸で羽がついておりました。いやー、もうビックリでした。
それから、数年経って、国際試合でまたビールマンスピンが流行し、その演技を見るたびに、クレージーホースのビールマンスピンを思い出し、若い女の子むきのスピンではないのではと思ってしまいます。