Drop the Dead Donkey

Drop the Dead Donkey 2000 (A Channel Four Book)
モンティパイソン関連のat last the 1948show、女性によるコメディab fabに続き、今日はおもしろい英国コメディつながりで「Drop the Dead Donkey」を観ました。1990年から98年までチャンネル4で放映された人気番組です。
気に入ってましたが、数回観だけしかみられず、しかも長くDVDが販売されてなくて悲しかったのですが、この夏、ちょうどよく、2ndシリーズからの発売が開始され買ってきました。
Globelink NewsというCNNやSKYをライバル視するような架空会社のオフィスが舞台となっているシットコム(situation comedy)です。ただ、シットコムとしては異色の時事問題をテーマとしていました。(ま、ニュース制作してるところのコメディですから。)時事ネタをニュース見出しのように紹介してから毎回始まるシットコムだけれども政治風刺コメディというというとても変わったスタイルの番組でした。
Sir Royston Merchantというメディア王によって所有されているという設定です。当然のようにこの人物は出てきませんが、つねに登場人物達は顔色を伺い、悪口をいうという事が描かれています。おそらく、この時期、最もニュースの話題となっていたメディア王ロバート・マックスウェル(Robert Maxwell)を意識してたんでしょうね。それと、良く登場するのはジョン・メージャーのネタや湾岸戦争など、今観てみると、時代を感じる事のできるもので或る意味、もっと興味深いものとなっています。メディア王の横暴というのは今の日本にとっては関心の高いネタかも知れませんね。
映画も製作される予定がつぶれてしまいましたが、2000年には小説版も出版されました。その本のカバーが上の画像です。ご興味のある方はチェックしてね。DVDはイギリスのアマゾンで購入可能だと思いますよ!