お屋敷とシャンペン

学会後、友人Mさんのカントリーハウス(16世紀のお家)の近くにある別のお屋敷のHさんにお招きを受けて夕飯に伺いました。とても素敵な18世紀のお家です。家の中はさすがに上流階級のお宅らしい、豪華さ。フランスのお城かと思ってしまいました。高台にあるので庭からはすばらしい景色が見渡せます。
リビングに通されて、ソファに座るとふかふかでいい気持ち。ぶーぶくりこがポンと抜かれ、つぎつぎにそそがれました。女性4人でしたので、話は盛り上がること、盛り上がること。カナッペをひとつ食べると、恭しく銀のお盆を持ったエキゾチックな顔立ちの使用人の方が次のカナッペを進めてくださるので、なんかお姫様気分でした。一本目のぶーぶくりこがなくなると呼び鈴で次の冷やされたボトルが運ばれ、夕飯前にすでに4人で4本飲み干していました。一本の値段を考えると恐ろしい!
女性用のダイニングルームでいただいた夕飯も銀のお皿にお料理を持った使用人がきて、自分の食べたい分だけとるというものでした。メインは、この地方の鴨でした。いまや名前だけが残っているといわれる幻の鴨はさすがにおいしい!
私がエイダ・バイロンの足跡を調べている話をしたら、Hさんの実家とそっくりにつくったドールハウスを見せてくださいました。そして、その壁には何とエイダの絵が飾ってありました。今回、彼女のことを調べる時間はなかったけど、おもしろいコネクションを見つけることができました。Hさんの家系はとても面白い家系なのですが、バイロンとの関係を調べてみると面白いかもしれません。
夜、遅くなってから色々な用事を考えMさんのカントリーハウスに移動して泊まることになったのですが、私はハンドバックをMさんは自宅の鍵を忘れてきて、結局、朝になって、お屋敷から届けてもらいました。
でも、それに気づかないほど、二人ともシャンペンで陽気な気分で眠ることができました。
でも、朝は頭痛とともに目が覚めました。
シャンペンによる頭痛なんて、まあセレブ気分ですねといいたいですが、やっぱり痛いずきずき。