コピーライトは誰のもの?

一般的には1886年の「ベルヌ条約」をもって世界的著作権制度が、イングランドでは1710年の the British Statute of Anneをもって著作権制度の始まりとしています。ですから私の研究している16世紀イングランドには、コピーライト(著作権)というものはありませんでしたが、著作権が「グーテンベルグの産物」といわれるように、それに連なっていく動きが少しずつ見られていく時期です。当時はそれは決して著作者を守るものではなく、印刷するもののための権利を主張する流れと言えます。
これと「コピーレフト」を対比しながら考えたいと思っているのですが、これを考え始めると、頭が沸騰して使えものにならなくなって眠くなってしまうので、今日はまだ早いですが、お休みしようと思います。ではまた明日。お休みなさいです。