ウェストモーランド将軍死す(William C Westmoreland)

Report on the War in Vietnam
いやー、昨日の検診で新聞を読んだクマが「知ってる?ウェストモーランド死んだらしいよ。」といいました。まだ、生きてたんですね。アメリカ時間の月曜の夜十時(標準時:火曜日2時)に91歳で大往生という事がネットでわかりました。
山のような人を殺したベトナム戦争の指導者が長生きだなんて、笑ってしまいますね。アカデミー賞を受賞したドキュメンタリーに出てカストロと最近口論した事を話してたマクナマラも元気だし、ホント、みなさん強くてらっしゃる。
将軍はベトナム戦争に積極的に軍事活動をしといて、どうにもならなくなった時に参謀総長やめるという事もすごいし、その後は「電子戦争 electronic battlefield(電子戦争を巡る問題は史潮53号論文をご覧ください!)」といわれる軍事活動の電子化を推進する為に動いて、今日のアメリカ軍のコンピューター化に大きな役割を担ったというところもすごいです。ベトナム戦争での失敗も、今回の戦争での機械化という非人間的手段の基礎を気づいた歴史的人物なのに、日本の新聞って(日本でいうなら)○級戦犯レベルなのにあまりにその記事は小さい。
しかし、つくづくアメリカって歴史的教訓を活かさない国である事がベトナムイラクを比べてもよくわかりますね。
彼の伝記をアマゾンでチェックしてたら、彼とシャープ提督(太平洋統合軍最高司令官)の共著『ベトナム戦争に関する報告』を発見、おもしろそうですね。興味のある方は画像をクリックしてみて下さいね。